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脳血流不全でお悩みの方へ日常生活のアドバイス

三大成人病のひとつである脳卒中。脳の血流不全などが原因で起こるこの病気は依然として増加傾向にあると言われています。これとは逆に、救命治療が発達したことによって脳卒中(脳梗塞・脳出血)の発作だけが原因で亡くなる方は全体の1割ぐらいに減少しました。しかし、脳卒中が回復しても多くの場合は脳細胞が壊れてしまい、その部分の機能が障害されて後遺症が残ってしまいます。また、脳卒中を再発する人も少なくありません。いま、後遺症をどのように乗り越えるか、再発をいかに防止するかが大きな課題になっています。

■後遺症の種類
脳卒中による後遺症は、脳神経障害、運動障害、しびれ、痛みなどの感覚障害、便秘、失禁などの自律神経障害と極めて多彩です。中でも気をつけたいのは「脳血管障害による認知症」です。脳卒中の発作がおこるたびに段階的に悪化することが多いと言われています。例えば「多発梗塞性認知症」は発作を起こさなくても、小発作を繰り返すうちに、脳内に小さな梗塞巣が多数生じ、徐々に認知症の症状が出現します。これは大きな脳卒中発作の前兆とも考えられています。

■脳血管障害による認知症の症状の特徴
記憶力の低下が強いわりには判断力や理解力などが相対的によく保たれている場合があります(まだら認知症)。また、症状は日によって差が激しいことがあります。

■再発に気を付けましょう!!
脳卒中、特に脳梗塞が怖いのは、一度治っても再発しやすいことです。最初の一年間に再発する率は5%〜10%で、これは10〜20人の患者さんのうち1人が再発することを意味しています。現在、脳卒中(脳梗塞・脳出血)で入院する患者さんの3分の1は再発した方とも言われています。再発を繰り返していると後遺症が次第に重くなり、寝たきりや痴呆に移行する割合も高くなります。

■認知症の予防に良い食事
認知症予防のポイントになるのは野菜と魚です。抗酸化物質や動脈硬化の発症を抑える葉酸ビタミンB群が多く含まれ、脳の老化を防ぐ効果があります。緑黄色野菜を中心に、1日350gを目安にとりましょう。また、魚の脂、特に青背の魚の脂は動脈硬化を予防するほか、脳の健康維持に役立つことがわかっています。

■再発防止の6ヶ条
1.健康な習慣を
不健康な習慣を避け、タバコを止め、お酒を飲みすぎないようにしましょう。
2.自分の値を知ろう
体重、血圧、コレステロール、血糖を望ましい値に保ちましょう。
3.脳に栄養を
脂肪が少なく抗酸化物(ビタミンE)の多い食品を摂りましょう。
4.心に栄養を
あなたの脳を活き活きさせ、ものごとに関心をもつことによって、脳の活力を高め、脳細胞とそのつながりの余力が生まれます。読む、書く、ゲームをする、新しいことを学ぶ、クロスワードパズルをしてみましょう。
5.他の人とのつながりを
人と付き合い、会話を交わし、ボランティアやサークルに参加してみましょう。
6.前向きに考え、今日から始めよう
あなたの明日を守るために今日からできることを始めましょう。